NuPhy IO使用マニュアル
目次
モード選択ページ
1.1. ナビゲーションバー
1.1.1. 情報表示
現在の【デバイス名称】とデバイスのモードを表示します。
1.1.2. テーマの切替
アイコンをクリックするとライトテーマ/ダークテーマを切り替えられます。設定後、次にドライバーを起動する時は前回選択したテーマで表示されます。
1.1.3.言語の切替
アイコンをクリックするとNuPhyIOの表示言語を切り替えられます。設定後、次にドライバーを起動する時は前回選択した言語で表示されます。
1.2.モードの選択
モード選択カードをクリックするとそのモードの設定編集ページに移動します。現時点ではキーボードの現在のモードを選択して編集することしかできません。
モード選択カードの右下にある「…」をクリックするとポップアップボックスが表示され、現在のモードに対して名前の変更、デフォルトへの復元、インポート/エクスポートなどの操作を行うことができます。
キーマップ設定ページ
2.1.ナビゲーションバー
2.1.1.情報表示
現在の【デバイス名称】とデバイスのモードを表示します。 【デバイス名称】をクリックすると【モード選択ページ】に戻ります。
2.1.2.タイトルバー
タイトルバーの任意のタイトルをクリックして対応するページに移動します。
2.1.3.キーボード設定ページ
【設定】ボタンをクリックしてキーボード設定ページに移動します。
2.2.ページ機能
2.2.1.リセット
【リセット】ボタンをクリックすると現在レイヤーのすべてのキーをデフォルトの設定に戻します。
2.2.2.レイヤー切替
特定のレイヤーのボタンをクリックするとそのレイヤーにバインドされているキーが表示されます。各レイヤーには対応する番号があり、そのレイヤーにバインドされたキーを使用するためには対応するFNキーを押し続ける必要があります。例えば、レイヤー5のある位置にAキーをバインドしている場合、Aキーの機能をトリガーするにはFN5を押しながらAキーがある位置のキーを押す必要があります。
各モードにはデフォルトのレイヤーがあり、すべてのレイヤーの上に配置されていることに注意してください。例えば、以下の図ではレイヤー4がデフォルトレイヤーとして設定されており、デフォルトレイヤーではFNキーを押すことなく、そのレイヤーにバインドされた機能を発動させることができます。
2.2.3.通常のキーマップ設定
通常、キーマップを変更するためにはまず仮想キーボード上で希望するキーを見つけ、左クリックでそのキーを選択します(選択したキーの枠線が緑色に変わります)。その後、仮想キーボードの下にある変更したい文字キーを見つけ、クリックすると変更します。また、以下の機能も利用可能です:
(1)マウスカーソルを任意の文字キーの上に置くと、その文字に関する説明を確認できます。
(2)探したい文字またはその説明を入力して検索することが可能です。
(3)様式の問題により、一部の文字を完全に表示することはできませんが、説明を確認することで内容を把握できます。
(4)ほかに追加したい文字がある場合、当社のメールアドレスにご連絡ください。できる限り早く更新いたします:feedback@nuphy.com 。
2.2.4.キーマップのアドバンスト機能設定
仮想キーボード上でアドバンスト機能に変更したいキーを右クリックするとアドバンスト機能を有効にすることができます。ポップアップウィンドウではダイナミックキーストーク(DKS)、Mod-Tap(MT)、トグルキー(TGL)、キーストロークの優先(RS)、SOCD、Hold-Tap(HT)の6種の機能から選択できます。また、ポップアップウィンドウでキーの機能をデフォルトに戻すことも可能です。
2.2.4.1.ダイナミックキーストローク(DKS)
ダイナミックキーストローク(DKS)は1つのキーに4つの機能をバインドすることができます。バインドした後、それぞれの機能がトリガーされるタイミングを設定することができます。例:
(1)【文字キーバインド】でキーを選択すると選択されたキーの枠線が緑色に変わります。そして右側から希望する文字キーを選択します。誤った文字キーを選択した場合、直接再選択するか、【文字キーバインド】内の対応する文字にマウスを移動させて削除することができます。
(2)【文字キーバインド】で選択中の文字キーがトリガーされるタイミングを設定することが可能です。最初の2列は、1mmまたは3mm押し込んだときに発動する設定を表し、最後の2列は、底まで押した後に1mmまたは3mm戻したときに発動する設定を表します。
(3)【文字キーバインド】では選択中の文字キーのトリガー方法を設定することができます。特定の位置を選択するとその位置のみ1回発動します。この位置を選択して次の位置までドラッグするとそのキーストローク範囲内で継続的に発動します。例えば、以下の図の設定ではこのスイッチを1mm押すと「Q」が発動し、1mmから3mmの間で押すと「W」が継続的に発動します。設定が完了したら、OKボタンをクリックすると、DKSアイコンが表示されます。
2.2.4.2.Mod-Tap(MT)
Mod-Tap(MT)機能では1つのキーに2つの機能を設定できます。長押しに1つの機能、1回押しにもう1つの機能が発動されます。例:
(1)【文字キーバインド】で位置を選択するとその位置の枠線が緑色に変わります。その後、下部から希望する文字を選択します。誤った文字を選択した場合、直接再選択するか、【文字キーバインド】内の対応する文字にマウスを移動させて削除することができます。
(2)選択が完了した後、このキーを単押しした場合と長押しした場合で異なる文字が表示されます。また、キーにMTマークが表示されます。例えば、下図のAキーでは単押しすると「A」が表示され、長押しすると「B」が表示されます。
2.2.4.3.トグルキー(TGL)
トグルキー(TGL)機能では気を単押しすることで継続的に発動し、再度単押しすることで発動を停止させることができます(注:スイッチを長押しすると継続的に発動し、この状態でスイッチを離すと発動が停止します)。
(1)【キーバインド】で位置を選択すると、選択された位置の枠線が緑色に変わります。その後、下部から希望する文字を選択します。誤った文字を選択した場合、直接再選択するか、【キーバインド】内の対応する文字にマウスを移動させて削除することができます。
(2) 選択が完了すると、プログラムが自動的に保存します。このキーを単押しするとバインドされた文字が継続的に発動します。また、キーにTGLが表示されます。
2.2.4.4.キーストロークの優先(RS)
キーストロークの優先(RS)機能では2つのキーをバインディングし、両方のキーを同時に押した場合、キーストークが高い方のキーのみが発動します。
(1)最初に2つのキーを選択してバインディングする必要があります。例として、下図ではキーとBキーをバインドされ、両者のアクチュエーションポイントを1mmとする場合、Aが1.5mm押すとAキーがトリガーし続けます。この時、Bキーが1.6mm押されるとBキーのみがトリガーされ、Aキーのトリガーは停止します。同様にB キーを1.4mmまで離すとAキーのみがトリガーされ、Bキーのトリガーは停止します。
(2)2つのキーをバインドした後、【トリガ設定】ページでトリガーパラメーターを設定します。バインドされた2つのキーは同時に全てのトリガーパラメーターを変更することしかできません。
2.2.4.5.SOCD
SOCD 機能では、2つのキーをバインドして両方のキーが押された場合、どちらが発動されるかをユーザーが設定で選択することができます。 【優先設定】では最初に優先順位を設定する必要があり、以下の3つの優先オプションから選択できます:
(1) 最後の入力優先度:両方のキーが押され、設定された【トリガーキーストローク】を超えた場合、最後に押されたキーが最初に押されたキーを上書きします。例えばAキーとBキーにSOCD機能をバインドし、トリガーストロークを1mmに設定する。Aキーが1mmを超えて押された場合、Aキーが発動し続けます。その後、Bキーが1mmを超えて押されると、Bキーのみが発動し、Aキーの発動が停止します。
(2) 優先なし:両方のキーが押され、設定された【トリガーキーストローク】を超えた場合、どちらのキーも発動しません。例えば、AキーとBキーにSOCD機能をバインドし、トリガーストロークを1mmに設定します。Aキーが1mmを超えて押された場合、Aキーが発動し続けます。その後、Bキーが1mmを超えて押されると、両方のキーが発動を停止します。
(3) 絶対優先度:両方のスイッチが押され、設定された【トリガーキーストローク】を超えた場合、どちらか一方のみを発動するように設定できます。例えば、AキーとBキーにSOCD機能をバインドし、Aキーを絶対優先に設定し、トリガーストロークを1mmに設定します。Aキーが1mmを超えて押された場合、Aキーが発動し続けます。その後、Bキーが1mmを超えて押されても、Aキーのみが発動し続けます。 優先順位を設定した後、2つのスイッチを選択してバインドする必要があります。
2つのキーをバインドした後、【トリガー設定】ページに移動し、それらのトリガーパラメータを設定することができます。バインドされた2つのキーはすべてのトリガーパラメータを同時に変更する必要があります。
2.2.4.6.Hold-Tap(HT)
Hold-Tap機能では2つのキーをバインドし、片方のキーのトリガーが停止する場合、もう片方のキーが自動的にトリガーされます。 【Holt-Tap】機能では最初に優先順位を設定する必要があり、以下2つの優先オプションから選択できます:
(1)複合キーバインド:2つのキーのうち、片方のトリガーが停止する場合、もう一方のキーのトリガーが自動的に発動します。例: AキーとBキーをHold-Tap(HT)機能にバインドすると、Aキーのトリガーが停止したときにBキーのトリガーが自動的に発動し、同様に、Bキーのトリガーが停止したときにAキーのトリガーが自動的に発動します。
(2)単独キーバインド:2つのキーのうち、片方のキーのトリガーが停止する場合、もう一方のキーのトリガーが自動的に発動しますが、その逆は行われません。例:AキーとBキーにHold-Tap(HT)機能をバインドし、Aキーに単独キーバインドを設定した場合、Aキーのトリガーの発動が停止したときにBキーのトリガーが自動的に発動しますが、Bキーのトリガーの発動が停止してもAキーのトリガーは自動的には発動しません。
注意するべきポイントとして自動的に別のキーのトリガーを発動する状態では、スイッチが0.05mm持ち上げられると自動的に発動していたキーのトリガーは発動停止になります。
2つのキーをバインドした後、【トリガー設定】ページに移動し、それぞれのトリガーパラメータを設定することができます。バインドされたキーはすべてのトリガーパラメータを個別に変更することが可能です。
トリガー設定ページ
ページ上の仮想キーボードには工場出荷時のキー配列が表示されます。ユーザーが選択したキーの位置を正確に特定できるようにするため、仮想キーボード上のキーはキーマップの変更に影響されません。例:キーボードの左上にあるキーは工場出荷状態ではESCキーとなっています、ユーザーがこのキーをAキーに変更した場合、変更後はESCキーを押すと実際には文字Aが表示されますが、【トリガー設定】ページでは依然としてESCと表示されます。
3.1.リセット
【リセット】ボタンをクリックすると、現在選択されているキーの【トリガーキーストローク】、【デッドゾーン】、【ラピッドトリガー】の設定を含めたトリガーパラメーターがデフォルトに戻ります。
3.2.キーをすべて選択
【キーをすべて選択】ボタンをクリックすると、すべてのキーが自動的に選択されます。キーが選択された場合、下方の【トリガー設定】に現在選択中のキーのパラメーターが表示されます。選択されたキーのパラメーターが異なる場合、最後に選択されたキーのパラメーターが表示されます。
3.3.選択範囲を反転
【選択範囲を反転】をクリックすると未選択のすべてのキーが自動的に選択され、前に選択されたキーは未選択になります。
3.4.キー選択の取消
【キー選択の取消】ボタンをクリックすると、すべてのキー選択が取り消されます。
3.5.トリガー設定
選択したすべてのキーの【トリガーキーストローク】、【デッドゾーン】、【ラピッドトリガー】のパラメーターを変更できます。
3.5.1.トリガーキーストローク設定
トリガーキーストロークは選択したキーが何ミリ押されるとトリガーが発動するかを意味します。例:Aキーを選択し、そのトリガーストロークを1mmに調整した場合、キーボードのAキーが1mm以上押されると、Aキーのトリガーが発動し続けます。
トリガーキーストロークを調整すると、キースイッチ左側のスケールラインが現在のトリガーキーストロークの位置をリアルタイムで表示します。
3.5.2.デッドゾーン設定
キースイッチのトリガーキーストロークを制限することで誤動作、接続切れ、トリガーの不発現象を防ぐことができます。初期デッドゾーンはキースイッチの初期押下範囲を制限し、ボトムデッドゾーンは底打ち範囲を制限します。
例1:初期デッドゾーンを0.5mmに調整した場合、このキーを押すと0mmから0.5mmまでの範囲内ではキーのトリガーは発動せず(【トリガーキーストローク】と【ラピッドトリガー】の影響を受けません)、誤操作を防ぐことができます。
例2:キースイッチのボトムデッドゾーンを0.5mmに調整し、トリガーキーストロークが0.1mmから3.3mmまでの場合、このキーを押すと2.8mm(3.3-0.5mm)から3.3mmまでの範囲内ではキーのトリガーが発動し、スイッチの接続切れと不発を防ぐことができます。
【デッドゾーン設定】がオフの場合、現在選択されているキーは「デッドゾーンなし」状態になり、トリガー動作に一切の制限がなくなります。
【デッドゾーン設定】を調整する時、スイッチ左側のスケールラインがデッドゾーンの現在の範囲をリアルタイムで表示します。
3.5.3.ラピッドトリガー(RT)
現在選択されているスイッチのトリガー発動後にどのくらい持ち上げると発動を停止し、どのくらい押すと再発動するかを設定することができます(キーが完全に持ち上げていない状態が前提)。
例1:選択したキーの【トリガーキーストローク】設定が2mm、【リリース(リセット)】設定が1mmとなっている場合、キーを4mmまで押すとトリガーの発動が継続しますが、この状態でキーを1mm持ち上げると発動が停止します(【ラピッドトリガー】がオフの場合、キーを2mmの位置まで持ち上げる必要があります)。【リリース(リセット)】を設定することによってキーのトリガーはより速く動作を停止します。
例2:選択したキーの【トリガーキーストローク】が2mm、【プレス(トリガー)】が1mmに設定されている場合、キーを4mmまで押すとトリガーの発動が継続します。この状態で0.1mmまで持ち上げると発動が停止し、再度1mmまで押すと再発動します(ラピッドトリガーがオフの場合、2mmまで押す必要があります)。【プレス(トリガー)】を設定することによってキーはより速く再発動します。
【ラピッドトリガー】は相対値であるため、例えば【リリース(リセット)】1mmに設定した場合、現在の位置から1mm持ち上げるとトリガーの発動が停止することを表します(現在のキーを2mm押した場合、1mmの位置でトリガーの発動が停止します。キーを3mm押した場合、2mmの位置でトリガーの発動が停止します)。
3.5.3.1.プレス/リリース感度の単独設定
設定がオフの場合、【リリース(リセット)】と【プレス(トリガー)】は同時に調整されます。設定がオンの場合、【リリース(リセット)】と【プレス(トリガー)】は個別に調整できます。
3.5.3.2.連続ラピッドトリガー
設定がオンの場合、【ラピッドトリガー】はキーを完全に離してから停止します。
設定がオフの場合、【ラピッドトリガー】は【トリガーストローク】の範囲以下でのみ有効になります。
例:選択したキーの【トリガーキーストローク】を2mmに設定し、キースイッチのストローク範囲が0.1mmから4.0mmまでの場合、【連続ラピッドトリガー】をオフにすると【ラピッドトリガー】は2.0mmから4.0mmまでの範囲内で有効になります。【連続ラピッドトリガー】をオンにすると【ラピッドトリガー】は0.1mmから4.0mmまでの範囲内で有効になります。
マクロ設定ページ
4.1.リセット
【リセット】ボタンをクリックすると現在のレイヤー内にあるすべてのキー(キーマップの変更を含む)をデフォルトの設定に戻せます。
4.2.レイヤー切替
特定のレイヤーのボタンをクリックするとそのレイヤーに割り当てられているキーが表示されます。各レイヤーには対応する番号があり、そのレイヤーに割り当てられたキーを使用するには対応するFNキーを押し続ける必要があります。例えば、レイヤー5の特定の位置にAキーを割り当てた場合、FN5を押しながらAキーが配置されている位置のキーを押すことにより、Aキーの機能が発動します。
なお、各モードにはデフォルトのレイヤーが設定されており、このデフォルトレイヤーはすべてのレイヤーの上位に配置されています。
4.3.マクロ設定
4.3.1.マクロキー選択
キーボードのストレージ容量に制限があるため、各モードで変更およびバインド可能なマクロキーは固定で32個となっています。
4.3.2.遅延時間
【実際の遅延時間】を選択するとプログラムは2つのキーを操作した時の実際の間隔時間をレコーディングします。
【デフォルト】を選択するとプログラムは2つのキーの操作間に設定された間隔時間を挿入します。
4.3.3.キーバインド
現在のマクロをキーボード上の任意のキーに割り当てることができますが、各キーには同時に1つのマクロしか割り当てられません。マクロを割り当てた後、キーバインドの削除や追加も可能です。
4.3.4.インポート/エクスポート
現在選択されているマクロのエクスポートおよびインポート、または別のマクロをインポートことで現在のマクロを上書きすることができます。
4.3.5.マクロのレコーディング
レコーディング済のマクロをワンクリックでクリアすることができます。
【レコーディング開始】をクリックし、キーボード上のキーを押すことですべての押下操作が記録されます。現在は暫時的にアドバンスト機能がバインドされたキーの入力に対応しておりません。アドバンスト機能がバインドされたキーを押すとそのキーのデフォルト機能が入力されます。
レコーディング完了後、操作の削除、操作位置をドラッグで調整、クリックで操作の遅延時間を変更することが可能です。
ライトエフェクト
【ライトエフェクト】ページではバックライト、バーライト、デコレーションライトの色、方向、速度、明るさの変更が可能です(一部のライトエフェクトは、エフェクトの種類によって色、方向、速度の変更ができない場合があります)。また、バックライト、バーライト、デコレーションライトのオン/オフの切替も可能です。
モード設定ページ
現在のキーボードのモードの各種パラメーターの設定ができます。
6.1.WINロック
ゲームの種類によってWindowsキーの誤操作でゲームが終了する場合があります。【WINロック】をオンにすることで現在のモードでWindowsキーを押してもキーの機能は発動されません。
6.2.ALT+F4ロック
ゲームの種類によってALT+F4複合キーの誤操作でゲームが終了する場合があります。【ALT+F4ロック】をオンにすることで現在のモードでALT+F4複合キーの機能は発動されません。
6.3.ALT+TABロック
WindowsモードではALT+TAB複合キーにプログラムを切り替える機能があります。【ALT+TABロック】をオンにすることでALT+TAB複合キーの機能は発動されません。
6.4.ゲーム最適化
キースイッチの製造工程で交差が生じる可能性があるため、キーストロークの範囲が標準の範囲に収まらない場合があります。例えば、あるキースイッチの標準キーストロークが0~4mmの場合、該当するキースイッチの一部のキーストロークが0~3.8mm、また一部のキーストロークが0~4.2mmになっている場合があります。
【ゲーム最適化】をオンにする場合、プログラムはすべてのキースイッチがボトムに接触したときの電圧を検出し、動的にキーストロークの範囲を調整し、接続切れやトリガー不発などの問題を回避します。
6.5.ティックレート
キーボードの処理速度が速すぎるため、パフォーマンスが不足している一部のパソコンでは押されたキーを認識できない、または押されたキーの認識漏れが発生する場合があります。特にいくつかのゲームではボタンの押下とリリースの間隔が短すぎると反応しない場合があります。
パソコンが押されたキーを認識できない、あるいは認識漏れが発生した場合、まずはティックレートを60に調整してください。もし改善されない場合、ティックレートを30に調整してください。
通常時、ティックレートを調整する必要はありません、【無効】に設定してください。
ティックレートはキーボードの遅延を増加する可能性があります。
6.6.ブレ防止レベル
異なるスイッチの安定性が違うため、キーボードは遅延時間を増やすことでスイッチの不安定さによって発生するダブルクリック問題を軽減できます。ブレ防止レベルが高いほど遅延も長くなります。
6.7.ポーリングレート
キーボードでのキー操作の読み取り速度は数値が高いほど速くなります。ポーリングレートを増やすとシステムCPUの負荷とキーボードの消費電力が増加します。
キーボード設定ページ
7.1.キーボード設定
7.1.1.自動全選択
【自動全選択】をオンにした後、キーボードのスイッチがすべて同じ種類の場合、【トリガー設定】ページですべてのキーが自動的に選択されます。
7.1.2.オートスリープモード
【オートスリープモード】をオンにした後、キーボードが非アクティブ状態(約6分後)になると自動的にライトが消灯し、スリープモードに入ります。
7.1.3.設定のエクスポート
キーボードに保存されたすべてのモードを一つの設定ファイルとしてエクスポートします。
7.1.4.設定のインポート
設定ファイルをインポートし、キーボードに保存された現在のモード設定を上書きします。
7.1.5.キーボードのリセット
キーボードを工場出荷時のデフォルト設定に戻し、すべてのユーザー設定を削除します、慎重に操作してください。
7.2.お問い合わせ
キーボードやドライバーに関するご質問やご提案がございましたら、feedback@nuphy.comまでご連絡いただくか、ご注文いただいたプラットフォームのカスタマーサービスまでお問い合わせください。
キーボードに関するより詳しい情報を入手したい場合、私たちのアカウントをフォローするか、ドライバー内に記載されているSNSのコミュニティにご参加ください。
7.3.現在のバージョン
ドライバーと現在接続中のデバイスのバージョン番号を掲載しています。
7.4.更新ログ
7.4.1.直近の更新
ドライバーと現在接続中のデバイスの最新バージョンを掲載しています。
7.4.2.開発者版
内部開発の調整をしやすくするため、【開発者版】セクションを追加することで近いうちに更新するファームウェアを公開します。
最新のファームウェアをダウンロードしてお試しいただけます。ただし、開発者版のファームウェアは不安定で問題が発生しやすい点にご注意ください。
7.4.3.更新履歴
現在接続されているキーボードとドライバーのすべての過去バージョンが掲載されています。直近でリリースされた2つのファームウェアバージョンへのロールバックが可能です。